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東南アジアの人々はソーシャルメディア上の広告を好む

2分で読めるシリーズ|2011年8月

ニールセン APMEA地域広告ソリューション マネージング・ディレクター David Webb氏

ソーシャルメディアサイトは、インターネット上で最も多くの人が訪れ、利用するサイトの一つです。ソーシャルメディアのユーザーは、広告主にとって最も魅力的な存在ですが、広告費全体に占めるオンライン広告の割合は、まだ大きく下回っています。 しかし、オンライン広告の有効性を示す証拠が次々と明らかになるにつれ、広告主は注目し始めています。例えば東南アジアでは、最近のニールセンの調査によると、消費者はオンライン広告から大きな影響を受けており、それは世界平均よりもはるかに高いことが示されています。東南アジアの消費者のほぼ4分の3(73%)が、ソーシャルメディア上のウェブサイト広告に「非常に」または「ある程度」影響を受けると回答しています(世界平均は60%)。この数値は、消費者の友人のうち誰がその広告ブランドを「いいね!」またはフォローしているかを示すなど、広告に社会的な文脈がある場合には80%に上ります。

また、過去に購入した商品や訪問したウェブサイトに基づいて配信されるオンライン広告も、東南アジアの消費者の共感を呼び、74%がこの手法によって「生活が楽になった」と回答しました(世界全体では58%に留まる)。フィリピンとベトナムの消費者は、このような広告を最も好意的に受け止めていました(それぞれ83%と82%)。

東南アジアの消費者の10人中7人近く(69%)が、ソーシャルメディア上でブランドや企業を「いいね!」したりフォローしたりしており、世界平均の52%を大幅に上回り、ベトナム(79%)やフィリピン(75%)などの国々ではさらに高い数値を示しています。おそらく最も重要なことは、東南アジアのデジタル消費者の間では、消費者生成メディア(オンラインで投稿された消費者の意見)が最も信頼できるメディア形態の1つになっていることです。半数以上(54%)が、オンラインに投稿された消費者の意見を完全に、またはある程度信頼しています。

東南アジアのWeb広告の影響力

この地域の消費者は、ソーシャルネットワーキングプラットフォームをより身近に感じるようになり、ソーシャルメディアの活用に対する自信と洗練の度合いも高まっています。 彼らは情報源としてオンラインコンテンツを重視し、信頼する傾向があります。オンライン広告は、企業が消費者への的確なリーチ方法を知っていれば、この地域で高い投資対効果を発揮することができます。

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