米国ではオンラインストリーミングビデオの視聴が増加しているが、消費者の視聴方法はサービスによって大きく異なる。最近のニールセンの調査によると、Netflixユーザーの大半はテレビ画面で視聴している。実際、Netflixユーザーの半数は、ゲーム機(Wii、PS3、Xbox Live)から接続している。
逆にHuluは、パソコンで直接視聴するのが主流である。Huluユーザーの89%がパソコンで直接視聴しているのに対し、Netflixユーザーの42%がパソコンで視聴していると回答している。
また、Huluユーザーの5分の1、Netflixユーザーの14%が、パソコンをテレビに接続してストリーミングしていると回答している。HuluやNetflixに接続する手段として、Roku Box、Google TV、Apple TVなど、その他のオーバー・ザ・トップ、インターネット対応機器も挙げられている。回答者は、自分の視聴習慣を最も反映させるために、複数の視聴方法を選択することができた。
HuluとNetflixのユーザーは、コンテンツのタイプも異なる傾向にある。Huluユーザーのほぼ4分の3(73%)が主にテレビ番組を視聴しているのに対し、Netflixユーザーは11%。一方、Netflixユーザーの半数以上(53%)は主に映画を見ているのに対し、Huluユーザーの9%は映画を見ている。最後に、NetflixユーザーはHuluユーザーの2倍で、映画とテレビ番組の両方を同じくらい見ている。
方法論
ニールセンは2011年3月、12,000件以上のオンライン・インタビューを実施し、特にNetflixとHuluを中心としたオーバー・ザ・トップ・ビデオの利用状況と意識に焦点を当てた。