18~24歳の消費者層は、可能なときに可能な場所でメディアを消費する。この層の視聴者の半数近くが、テレビを見ながら少なくとも1日1回はスマートフォンを手にしており、他のどの層よりも多い。さらに、最新のニールセン・クロスプラットフォーム・レポートによると、この層はインターネットで動画を視聴する時間が最も長く、毎週ほぼ1時間半を費やしている。
しかし、ニールセンが2011-2012年度を対象に行った最近の調査によると、18-24歳の層でも消費量は異なり、その差は消費者のライフスタイル、教育、生活状況によって決まる。
このようなバリエーションを踏まえ、調査では18~24歳の層を5つのセグメントに分けた:エクステンデッドホーム大学生(1年間は学校に通いながら、まだ親の世帯に属している)、独立した大学生(大学に通いながら、自分は独立した世帯の一員であると自認している)、親と同居している大学生(親と同居しながら大学に通っている)、大学卒業者と非大学生(大学に通っておらず、大学も卒業していない)。
簡単な事実
- 独立した大学生は、DVR、ゲーム機、タブレットを所有する傾向が低かった。実際、大卒者の15%がタブレットを所有していたのに対し、独立した学生では8%であった。
- 長期滞在の学生はゲーム機を置いていく。このグループの72%が主たる住居にゲーム機を置いているのに対し、大学の寮のような長期滞在先では53%に減少する。DVRもこのグループでは激減する。66%が主な家庭でDVRを持っているのに対し、学校に出かけているときはわずか9%で、おそらく他の娯楽のために小銭を節約しているのだろう。
- 自宅学習者はストリーミング・ビデオに貪欲である。PCでテレビを見たりストリーミング・コンテンツを見たりした日の総時間(分)のうち、ストリーミングに費やした時間は18%、従来のテレビ視聴に費やした時間は82%だった。このグループは、他の18~24歳よりもストリーミング視聴が多い。
- この調査では、高学歴ほどスマートフォンの普及率が高まることも明らかになった。2012年第2四半期において、最高学歴が高卒以下の18~24歳の視聴者のスマートフォン普及率は63%であった。同四半期の大卒以上の視聴者のスマートフォン普及率は76%であった。