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サービス内容の認知」「ブランドイメージ形成」「有料動画サービス成功の鍵~ニールセン発表 消費者の動画コンテンツと動画広告に関する視聴動向レポートからわかること~」。

1分で読めるシリーズ|2020年4月

日本国内の有料動画サービスの利用は年々増加しており、コンテンツを視聴するデバイスも着実に変化してきています。 アンドアドレポート2020(ニールセン Video Contents & Ads Report 2020」よると、スマートフォンアプリ以外からの利用も含めると、インターネット利用者のうち30%が有料動画サービスを利用していることがわかりました。

グローバル市場と同様に、日本の有料動画サービス市場においては「Amazonプライム・ビデオ」、「Netflix」、「Hulu」が3社が上位を占めています。これらの企業はマーケットリーダーとなっていますが、近年は日本でも同様に優位なポジションを獲得しています。 Prime Video」は最も利用率が高く、「Netflix」と「Hulu」の後に続きます。「Amazon Prime Video」と「Netflix」は過去3年間で利用率が最も大きく伸びているのに対し、「Hulu」は増加が見られませんでした。

このような状況の中でのコンテンツ、利用できるデバイスや料金形態などを含むサービス内容の認知を高めることは、各サービスが利用促進を図る上で重要なポイントの一つになります。

利用率がここ数年で最も増加した「Amazonプライム・ビデオ」「Netflix」サービス認知の増加率も最も高く、両サービスともに二桁の増加率が見られました「Amazonプライム」。Video」2018年からサービス内容認知が18ポイント増加し、「Netflix」では11ポイントの増加となっています(図表1)。有料動画は自社のブランド名だけでなく、提供するコンテンツ、料金形態、利用できるデバイスなど、消費者のサービスに対して理解を高めることで利用者の数が拡大できるのではないでしょうか?

ジャパンデジタル

サービス内容の認知に加えて、消費者のニーズとマッチした価値を提案することが求められます。ビデオ」と「Netflix」日本独自のコンテンツが充実し、それらの利用をより促進するマーケティング活動やSNSを通して話題を呼んだことなどが、利用者の中に影響しているのではないかと考えられます。 プライムVideo」は「海外のコンテンツが充実している」ことが上位を占めていましたが、昨年と比べると若年層では「日本のコンテンツが充実している」イメージに大きな見方ができました。

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当社アナリストのコヴァリョヴァ・ソフィヤは、次のように述べています。「多くの情報が氾濫しているなかで認知度を高めることは、競争が激しい有料動画市場では特に困難です。

ニールセン・ビデオコンテンツ・アンド・アド レポート2020ニールセン ビデオ コンテンツ&広告レポート2020について

ニールセン・ビデオコンテンツ・アンド・アドレポート(ニールセン・ビデオ Contents & Ads Report 2020)、近年大きく変化してきている動画市場について、消費者の動画利用状況と動画に対する意識を調査すること、今日の消費者が、「どのような動画コンテンツを視聴するか」「どのようなサービスを利用するか」「どのような動画広告を求めるか」「俯瞰できるレポートです。

本調査は2020年3月6日~9日にかけて実施され、パソコン、従来型携帯電話、スマートフォン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上のインターネットを利用している日本全国の15才(高校生)以上の男女、3,000人を対象に調査を行いました。

サンプル数は、上記4デバイスからのインターネット利用者の人口構成比によって割り当てられ、インターネットユーザーを代表するように割りつけられています。

本年のレポートでは、昨年同時期に実施したレポート比較した結果も掲載しています。

また、2019年12月時点のPCおよびスマートフォンからのインターネット視聴率情報(PC版:ニールセン ネットビュー、スマートフォン版:ニールセン モバイルビュー)もとに、消費者の記憶に頼らない各種動画サービスの利用実態(利用頻度や利用時間など)をレポートに含んでいます。

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