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ブランドリフト効果最大化に向けたクリエイティブ評価調査の重要なポイント

1分で読めるシリーズ|ニールセン デジタル シニアアナリスト 宗像直樹|2021年2月号

昨年 COVID-19の影響で消費者のデジタルメディアの活用が進んだことにより、今年も重点的にデジタルシフトに取り組んでいる企業は多いでしょう。

このようなクリエイティブ評価調査は、ブランドリフト効果の最大化に向けて意義のあるものですが、適切な調査設計ができていないと、適切ではない調査結果に基づいた誤った実際の配信では、期待した効果が得られない可能性があります、調査には設計に注意を払う必要があります。

今回は、クリエイティブ評価調査の設計において重要なポイントをご紹介します。

クリエイティブ評価調査の設計では、2つの重要なポイントがあります。

①普段のデジタルメディア利用に近い環境で広告クリエイティブを評価してもらうこと、実際にソーシャル・ネットワークサービスを利用している時にユーザーの投稿の間に広告が表示されたり、動画広告の場合、数秒視聴するとスキップボタンが表示されます。

②複数のメディア間で調査結果を比較できること①で説明してきたような課題解決方法、キャンペーン中に実際に広告が表示された人と、表示されなかった人に対して、アンケートを実施する方法があること、その方法としては、第三者調査機関の調査用タグをメディア横断的に実施すること、単一メディア内でそのメディア自身が実施するものがあります。

クリエイティブ評価には調査、ここまで紹介してきたオンラインアンケート形式以外にも、脳波や目の動き、顔の表情を測定するもの、解析するもの、より実態に近い効果を把握するための手法を各社より提供されています。

今回は、これまでに述べた2つの問題点をカバーしたソリューションの一例として、ニールセンが提供する「デジタル広告評価(プレイスメント/クリエイティブ)」(略称:DCE)をご紹介します。

  1. テスト環境を利用することと普段のユーザーエクスペリエンスに近い状態での評価が可能
    一般的なオンライン調査画面の中でクリエイティブを表示するのではなく、広告が出稿されるメディアを再現したテストサイトで、普段のメディアを利用しているに近い環境で広告を表示させることができます。
  2. 複数のメディア間で調査結果の比較が可能
    テストサイトで調査を実施するため、メディア独自調査の仕様による質問内容や質問数の制約 を受けます。そのため広告の目的に応じて柔軟に質問内容を調整することができます。

ブランドリフト効果最大化に向けたクリエイティブ評価調査の重要なポイントについてご紹介しています。

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