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コネクテッドTVからの広告型インターネット動画視聴に着目した消費者とのコミュニケーション

0分で読めるシリーズ|ニールセン デジタルシニアスタッフ 宗像直樹|2022年4月|ニュース|ACCRETECH - 東京精密

近年においてもインターネットに接続したコネクテッドTV(以下、CTV)の利用が増加し、インターネットテレビ画面で視聴するスタイルが定着しています。マーケティング担当者においても、消費者とコミュニケーションを取る接点としてCTV広告をメディアプランに組み込むことを検討します、CTVに注目している方が多いのではないかうか、CTVを活用して今後消費効果とコミュニケーションを取っていくためには消費者が利用したCTVの視聴サービスの種類や視聴時間などを把握しておくことは重要であります。

「ニールセン・ビデオコンテンツ&アドレポート 2022」(Nielsen Video Contents & Ads Report 2022)よると、テレビ視聴者の全聴視時間のうち、リアルタイム視聴とテレビ番組視聴のシェアが最も高い7割程度を占める、インターネット動画視聴は1割程度を占めていた(図表1)。

まだテレビ画面でのインターネット動画の利用が浸透していない印象を受けるかもしれませんが、テレビ画面で動画を視聴する人に絞ると、インターネットサービスの視聴時間の割合は既にテレビ画面での全視聴時間のうち、3割程度を占めています。

図表 1_20220427
図表 2_20220427

一方で、テレビ画面からインターネット動画を視聴する人において、テレビ番組(リアルタイム、録画)と広告型インターネット動画を合わせた「広告が表示される動画」視聴時間を見ると131分となっている、つまりテレビ画面からインターネット動画を視聴しない人のテレビ番組(リアルタイム、録画の視聴時間134分と大差ないことが分かります。

これまでインターネットサービスは動画主に若年層を中心に利用が拡大してきた、COVID-。19の影響で在宅時間が増加した中、主にスマートフォンで視聴していたインターネット動画を自宅でテレビ画面からも視聴する機会が増えたという人も多いでしょう。特に、もともとインターネット動画の視聴が多い若年層は他の年代よりもテレビ画面からの視聴が進んでおり、インターネット動画を視聴する人の1日あたり別の視聴時間割合を別に見て、34歳以下に加える35-。49歳においても広告型インターネット動画が19%を占め、50歳以上の14%よりも高くなりました。

図表 3_20220427

テレビ画面から動画を視聴する人は、視聴しない人とテレビ放送(リアルタイムと録画)の視聴時間が短くなっていますが、広告型インターネット動画を含めたテレビ画面での広告が含まれるコンテンツ視聴時間は大差ありません。また視聴時間割合を年代別に見ると、30代も49歳以下で広告型インターネット動画の割合が高くなっていること、例えば商品の認知を促す目的の広告などを広くリーチを獲得したいとき、若年層・中年層へリーチしたいとき、広告型インターネット動画の選択肢の一つとしてメディアプランに組み込むことが有効です今後さらにCTVの利用が拡大する可能性を考慮します、継続的にCTVの視聴動向把握した上でメディア検討をしていただく重要性あり。

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