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2012年第1四半期、世界の広告費は3.1%増に

2分で読めるシリーズ|2012年6月

成長をリードする中東、アフリカ、中南米

ニューヨーク、2012年6月28日 - ニールセンが本日発表した四半期報告書「Global AdView Pulse」によると、2011年を好調に終えた世界の広告費は、2012年初頭も増加を続け、前年同期比で3.1%増加しました。2012年第1四半期の世界全体の広告費は、1,280億米ドルに増加しました。

新興国における広告費は、世界全体の広告費よりも速いペースで増加しています。中東・アフリカ地域は、経済が発展・安定化しているため、広告主は同地域に目を向け、23.3%増となりました。特にエジプトは、昨年の「アラブの春」以降、第1四半期に広告費が67%増加しました。中南米も前年同期比9.6%の大幅な伸びとなりました。アジア太平洋地域は1.7%増と、ここ数年の大きな伸びの後、わずかな伸びとなりました。

「ニールセンの広告主ソリューション部門グローバルヘッドであるランダル・ビアードは、「広告主は、ラテンアメリカやアフリカなどの新興市場の可能性を認識し、新たな顧客開拓に努めています。「これらの市場は、不況下でも回復力があり、多くの消費者がかつてないほどの消費力を発揮していることが証明されています。

北米と欧州では、広告市場は同程度の増加には至りませんでした。北米の広告費は2.1%増加しました。欧州の広告費はわずかに減少(1.4%)し、不況の影響を最も受けた国が最も大きな打撃を受けました。例えば、ギリシャとスペインはいずれも大幅な減少を示しました。一方、フランス、ドイツ、スイスは前年を上回る広告費を計上しました。欧州は、広告費が減少した唯一の地域でした。

方法論
レポートに含まれるその他の国の外部データソースは以下の通りです。

ニールセンについて ニールセン
ニールセンホールディングスN.V. (NYSE: NLSN) は、マーケティングおよび消費者情報、テレビおよびその他のメディア測定、オンライン情報、モバイル測定、トレードショーおよび関連資産において、市場で主要な地位を占めるグローバルな情報・測定企業です。ニールセンは約100カ国で事業を展開し、本社は米国ニューヨークとオランダのディーメンにあります。詳細については、www.nielsen.com をご覧ください。